ノウハウバンク株式会社

〒104-0061
東京都中央区銀座7丁目13番6号 サガミビル2階

会社名で探す 株式会社アンチエイジング・プロ

サケ由来非変性コラーゲンの定量分析

記事TOP

近年、非変性コラーゲンの分析がELISA法を用いて、厳密に行われ始めています。
例えば、その影響として、鶏軟骨由来非変性II型コラーゲン原料の規格が25%から3%へと引き下げられる事象まで起こってきている。ELISA法では、わずかな変性があると、抗原あるいは抗体が酵素反応しないのだろう。

実際、弊社が一次代理店として取り扱う鮭鼻軟骨抽出物:SCPコンプレックス-LSに関しても、同様なことが言えます。

弊社が海外で試験(Condrex社キットを使用)した際、後から米国Condrex社が示したリアクティビティー(補正係数)を加味すると、非変性コラーゲン40%の規格を満たしていることが確認できています。

Condrex: Salmon Type II Collagen Detection by Type II Collagen ELISA (Cat# 6018)

一方、福井県立大学の水田教授らの報告により、鮭鼻軟骨のコラーゲンは、II型だけではなく、XI型のコラーゲンも多く含まれることがわかっています。今までは、電気泳動のバンドは、XI型コラーゲンとII型コラーゲンのバンドが重なり合い、1つのバンドとして示されていました。現在、そのバンドを分離することが可能になり、非変性II型コラーゲンと非変性XI型コラーゲンの定性分析が的確に行えるようになってます。
実際、上記の定性分析を実施した場合、量や比率までわかりませんが、非変性II型コラーゲンと非変性XI型コラーゲンの存在の有無まで確認できます。

ちなみに、非変性Ⅱ型コラーゲンを謳っていても、バンドが確認されない原料も存在します。特に、機能性表示食品では、非変性コラーゲンの定性分析として、最低限、電気泳動法での定性分析を義務付けるべきなのです。

なお、先述のCondrex社のキットを用いた非変性コラーゲンの定量分析の結果は、非変性II型コラーゲンとされていますが、実際は、非変性II型コラーゲンと非変性XI型コラーゲンの総量と考えられます。

今後、XI型コラーゲンの存在も加味した上で、より精度の高いELISA法での定量分析を確立させる必要がございます。現在、リナイス社は、国内でも、その定量分析が可能になるよう研究開発を取り組んでおります。

その他コンテンツ/関連記事

鮭の恵み:関節と肌に含まれる成分
最近よく聞くプロテオグリカンとは
いろいろな形で食されるプロテオグリカン
加齢で量も減りサイズも小さくなるプロテオグリカン
プロテオグリカンは正しく働かせる信号を出す司令官
プロテオグリカン高配合サプリに注意!
サケ由来非変性コラーゲンの定量分析
極生プロテオグリカンは、何が違うの?
抗シワ原液化粧品も可能な超高分子プロテオグリカン原料

関連製品情報

SCPコンプレックス-LS

非変性II型&XI型コラーゲン40%と極生プロテオグリカン40%以上を規格化した鮭鼻軟骨抽出物

  • 種類
  • 製法
  • 由来 魚, 鮭
  • 形状 粉末
  • 規格成分 非変性II型コラーゲン 40%以上、非変性プロテオグリカン 40%以上、一般細菌数 3000個/g以下、カビ酵母 100個/g以下、大腸菌群 陰性
  • 荷姿入目 1kg アルミ袋(内装:ポリ袋)
  • 原産国(最終加工国) 日本
  • 原料原産地 日本
  • 機能性表示食品 実績あり

紹介資料