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鉄サプリメントの売れ筋は、1日あたり10mg設計の栄養機能食品(栄養機能表示:鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。)です。圧倒的に、他の鉄素材を配合しない10mg設計の商品が売れております。そのため、同様な10mg設計の栄養機能食品を求められるケースが多いです。
一方、鉄の栄養機能食品は、上限値も10mgであり、この量を越えてしまうと行政指導の対象になってしまいます。この上限値に関しては、誤差範囲(鉄:±20%)は認められません。
したがって、10mgを越えないよう少なめ(ただし-20%:8mgを決して下回らない量)の配合での商品設計が求められます。
したがって、10mgを越えないよう少なめ(ただし-20%:8mgを決して下回らない量)の配合での商品設計が求められます。
まめ鉄は、現時点において、ヘム鉄(主に1.0~1.5%や2.0~2.4%)ほど、鉄の含有量が安定しておりません。
由来とする大豆の鉄含有量が経年変化、収穫時期や産地によって変動するためです。
その鉄含有量のブレの範囲も加味して、1日あたり10mgを越えないような管理を行う必要があるのです。
由来とする大豆の鉄含有量が経年変化、収穫時期や産地によって変動するためです。
その鉄含有量のブレの範囲も加味して、1日あたり10mgを越えないような管理を行う必要があるのです。
現在、弊社では、主にまめ鉄の鉄含有量データを活用する方法で対応することをオススメしております。
弊社では、毎ロット鉄の含有量をチェックし、本原料の鉄含有量のデータを蓄積しております。
2025年9月までに入荷したロット(15ロット)の平均値は、5.75%(最大6.16%、最小5.30%)となっております。
そのデータより、最も無難な配合量を算出しています。
弊社では、毎ロット鉄の含有量をチェックし、本原料の鉄含有量のデータを蓄積しております。
2025年9月までに入荷したロット(15ロット)の平均値は、5.75%(最大6.16%、最小5.30%)となっております。
そのデータより、最も無難な配合量を算出しています。

そして、基準設計として、算出された1日あたりの配合量を160~165mgに設定する方法です。
160mgの配合量であれば、最低保証値の鉄5.0%であっても、鉄10mg表示の分析結果下限値8mg/日(-20%)以上を満たすことが可能です。
また、6.2%未満であれば、10mg/日を超える可能性も低いです。
平均値である5.75%の場合、9.20mg/日であり、全く問題ございません。
また、6.2%未満であれば、10mg/日を超える可能性も低いです。
平均値である5.75%の場合、9.20mg/日であり、全く問題ございません。
実際、現時点で最も採用されている配合量は、165~167mgです。
できるだけ10mg/日に近づけたい考えられれ、多少10mgを超えるケースがあったとしても、僅かな超過量であれば容認するというお客様も多いようです。
できるだけ10mg/日に近づけたい考えられれ、多少10mgを超えるケースがあったとしても、僅かな超過量であれば容認するというお客様も多いようです。
なお、まめ鉄は、嵩比重が軽く、製剤での不均一性や分析誤差も生じやすいことが確認されています。加えて、分析方法によっても、値が異なってくる傾向も示されています。
ご了承くださいませ。
記事筆者:栗山雄司(博士)
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関連製品情報
まめ鉄® SloIron
カリフォルニア大学バークレー校発の大豆由来フェリチン鉄。優しく高吸収なのが特徴。有機大豆から特許製法で製造。
- 種類
- 製法
- 由来
- 形状 粉末
- 規格成分 鉄 5%、一般細菌数 3000個/g以下、カビ酵母 100個/g以下、大腸菌群 陰性
- 荷姿入目 1~9kg ダンボール箱(小分け)、20kgダンボール箱
- 原産国(最終加工国) アメリカ
- 原料原産地 インド
- 機能性表示食品 実績なし