製品データ
| 原料・成分 | L-カルニチン |
| 区分 | 食品 |
| 種類 | 酒石酸塩 |
| 形状 | 粉末 |
| 規格成分 | L-カルニチン68% |
| 原産国(最終加工国) | 日本 (一部の原料は国内製造標記可能) |
| 原料原産地 | 日本 中国製造 |
| 機能性表示食品 | 実績あり |
| 水への溶解性 | 一部溶解 |
| 油への溶解性 | 不溶 |
| 自社保有のエビデンス | 多数保有。 |
| 機能性関与成分 | L-カルニチン |
| ヘルスクレーム例 | L-カルニチンは運動後の脂肪の燃焼を高めること報告されています。 |
| 認証 | 健康食品GMP FSSC22000 ハラール |
| OEM対応 | 対応可 |
| 荷姿入目 | 1㎏,5kg,10kg,25kg |
| 一日摂取目安量 | L-カルニチンとして750㎎ |
| 賞味期限 | 通常品は2年、粉砕品は1年の期間 |
| 原材料表示例 | L-カルニチン |
| アレルゲン(28品目) | 特に無し |
| ペット向け | 使用可 |
| 海外使用 | 実績あり |
詳細情報
ミトコンドリアの活性により効率よく脂肪を燃焼+アンチエイジング効果はまさに細胞レベルで効果を発揮。スポーツ分野では運動後の筋肉痛の改善などにも効果あり。 特定の原料は国内製造標記可能。
L-カルニチンの一般的な機能とメカニズム
L-カルニチン(L-carnitine)は1905年に筋肉組織から発見された準必須アミン化合物で、脂肪酸のミトコンドリア内輸送に関わる補酵素様物質です。主な役割は、長鎖脂肪酸をミトコンドリア内へ運搬し、β酸化によるエネルギー産生を促進することにあります。この働きにより、脂肪燃焼の効率化、エネルギー生成の増加、筋肉疲労の軽減などに寄与します。また、アセチルCoA/CoA比を調節し、糖・脂質・アミノ酸代謝のバランス維持にも関与しています。
体内ではリジンとメチオニンから合成されますが、合成量が不足する条件(栄養不良、加齢、疾患など)では、外部摂取が必要となるため「条件付き必須栄養素」とされています。肉類、とくに牛肉には豊富に含まれています
スポーツ・運動領域での効果
L-カルニチンは、脂肪酸酸化を高めることで運動時のエネルギー効率を向上させ、筋グリコーゲンの節約や乳酸蓄積の抑制に寄与します。これにより、下記ポイントが報告されています。
- 運動持久力の向上
- 筋肉疲労や筋損傷マーカー(CK、LDH)の低減
- 回復促進(リカバリー改善)
一部研究では、1〜3 g/日のL-カルニチンまたはL-カルニチンL-酒石酸塩の摂取により、運動後の筋肉痛軽減や酸化ストレス防御能の改善が観察されています。これらの結果は、Hathcockらが整理した複数の臨床試験(2000 mg/日以下で安全性確認)にも一致しています。
生活習慣病領域での有効性
L-カルニチンは脂肪酸酸化の促進によって中性脂肪の燃焼を高め、脂質異常症・肥満・糖代謝異常に関連する代謝改善作用を示します。
臨床的には以下の効果が報告されています。
臨床的には以下の効果が報告されています。
- 脂質代謝改善:血中中性脂肪やLDLコレステロールの低減、HDLの上昇
- 糖代謝改善:インスリン抵抗性の軽減、糖化ストレス低減
- 循環器疾患サポート:虚血性心疾患や心筋梗塞後の心機能回復促進(6 g/日までの長期投与でも安全性確認)
- 肝機能・筋肉内脂質蓄積抑制:脂肪肝やサルコペニア予防への寄与
これらの作用は、脂質エネルギー代謝の最適化とミトコンドリア機能の改善を介して、生活習慣病(肥満、糖尿病、脂質異常症、動脈硬化)全般に有用であると考えられています。
さらに、酸化ストレス抑制や炎症性サイトカイン低減にも関与することから、代謝性疾患の進行抑制および老化関連疾患の予防に寄与する可能性も示唆されています。
